陰茎が折れる陰茎折症はなぜ起こる?注意すべき2つのこと

陰茎が折れてしまう症状のことを総称して陰茎折症(いんけいせっしょう)と言います。

陰茎が折れるところを想像するだけでも恐怖を覚えるのではないでしょうか。

陰茎折症は外的要因で発症する症状ですが、陰茎に過大な負荷がかかることによって折れてしまって尿道にも大きな損傷を与えてしまうこともあります。

陰茎折症含む陰茎の損傷は突発的な事故によるものがほとんどですが、その事故を引き起こす原因にはある行為が関係しているのです。

ここではペニスが折れる傷害、陰茎折症が起きてしまう原因とその予防としてやってはいけない2つのことについて解説していきます。

陰茎折症はなぜ起こる?その症状について

陰茎折症は陰茎の勃起を支える白膜という分厚い膜が外傷などによって裂けてしまうことで折れてしまいます。

勃起は脳からの性的信号に反応してスポンジ状の海綿体に大量の血液が送られることで膨張しますが、実はこの働きだけではフニャフニャしたままです。

この海綿体を包んだ白膜が頑丈なゴムのような働きをして伸縮してくれることで固くてハリのある勃起をすることができますが、外部からの衝撃や可動域を超えるような負荷を与えることで破れてしまいます。

一度破れてしまうと縫合や矯正といった外科手術が必要になるため、迅速な対応が必要です。

陰茎折症の主な原因は特殊な性行為

陰茎が折れてしまう陰茎折症の主な原因は特殊な性行為によるものです。

性行為時に陰茎を無理やり曲げたり、過大な負荷がかかるような体勢で行為を行うことによって陰茎が折れてしまいます。

ひどい場合だとブチッと裂けた音が聞こえたり、激しい痛みと共に不自然な方向に折れ曲がり皮下出血を起こす場合もあり大変危険です。

特に性的交渉の機会が多い20~30代の方が、少し特殊な体位で無理に行為を行って発症する傾向が多いため注意が必要です。

陰茎折症以外の陰茎損傷

外傷によっておこる陰茎の損傷は、陰茎折症だけではありません。

陰茎折症以外の陰茎損傷には主に以下の2つが挙げられます。

陰茎外傷

陰茎外傷は、事故やケガなどあらゆる損傷による障害全般のことです。

よくありがちな陰茎外傷には、ズボンのジッパーを閉めようとした時に誤って陰茎を挟んでしまう事故が挙げられます。

軽いケガであれば自然治癒することや泌尿器科など専門のクリニックで処方してもらった軟膏を塗布することで回復します。

痛みを我慢しすぎて放置してしまうと傷口から菌が侵入して化膿や炎症を起こす恐れがあり余計に回復が遅くなりますので、早めに処置することが大切です。

陰茎絞扼症

陰茎絞扼症(いんけいこうやくしょう)とは、陰茎が輪ゴムや金属リングなどの異物で絞扼(締め付けられた)状態になり、ひどいうっ血や浮腫(むくみ)を引き起こす症状です。

主に自慰行為を行う際に刺激を強くしようとゴムやリングといった異物をペニスに装着して取り外しができなくなることから長時間による締め付けを引き起こしてしまいます。

あまり事例としては少ないですが、陰茎絞扼症は同じ性的行為が関連した外傷の中でも重篤になりやすく、陰茎壊死などの後遺症が多い疾患です。

治療も困難で長期間の経過観察が必要ですし、完全に元の状態に戻らないことも多く誤った自慰行為をしていたことを後悔する方も少なくありません。

大変危険ですので、ペニスに過度な負担をかけるような誤った自慰行為は行わないようにしましょう。

陰茎折症は勃起不全や湾曲ペニスを引き起こす可能性も

陰茎折症は白膜の裂傷によって折れ曲がりますが、症状がひどい場合ですと勃起不全であるEDや、ペニスが不自然な方向に勃起する湾曲ペニスを引き起こす可能性があります。

EDや湾曲ペニスを発症してしまうと勃起不全で挿入ができなくなるため、セックスが行えなくなってしまいます。

特に湾曲ペニスは治療費が高額になり、修正箇所が多いとその分料金も加算される仕組みのクリニックが多く、百万円単位の治療費が発生することも珍しくありません。

陰茎折症を防ぐために注意すべき2つのこと

セックス

陰茎折症を防ぐためにはまずペニスに過度な負荷がかかるセックスを行わないことです。

女性が上の体勢で行う騎乗位にも気をつけましょう。

女性が挿入時に背後に反った状態で激しく擦ったり、ペニスを抜いた直後に女性の体重がペニスに乗りかかって大きく負荷がかかり白膜が破れるケースもあります。

自慰行為

自慰行為も過度な負荷がかかるようなやり方で行わないことが重要です。

強い刺激が欲しいことで、陰茎絞扼症の原因になるペニスを人工的に締め付ける行為や、床や壁にペニスを擦りつけて行う床オナのような自慰行為は控えましょう。

あまり強い刺激ばかり与えてしまうと白膜のダメージだけでなく、なかなか射精ができない遅漏を引き起こして膣内で射精できない膣内射精傷害を起こす可能性もあります。

陰茎折症の予防は性行為のやり方を見直すこと

ペニスが折れる陰茎折症を防ぐためには、まずペニスに過度な負担がかかる性行為や自慰行為を見直すことが大切です。

強い刺激や性的興奮を求めてアブノーマルな体勢や方法で行為を行うと、ペニスの外傷だけでなく変形や屈曲、浮腫や血腫を引き起こし後遺症が生じる可能性もあります。

白膜の矯正手術も高額な治療になってしまうだけでなく、裂け方やペニスの状態によっては治療を行っても元の状態に戻らないことも少なくありません。

産業事故や格闘技、オートバイの事故など突発的に強い衝撃を受けてしまう陰茎外傷もありますが、特殊な性的行為が主な原因の陰茎折症や陰茎絞扼症は日々の性活習慣を見直すことでリスクを大幅に削減できます。

大切なペニスを守るためにも健全な性行為を行うようにして下さい。

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